こんにちは。
本日は、先日の引き続きで捨コン打設後の御報告となります。
まずは墨出し作業となります。
まずはまっさらな状態の上に基準となる親墨を出します。
次に、基準の親墨から図面寸法の通りに梁・柱・フーチン等の墨を出していきます。
この墨が出ると、以前作業した鋼管杭の芯ズレ(偏芯)の計測も可能となります。
今回は大きな箇所で65mmのずれがありました。
杭の芯ズレは最大で100mmですので許容内に納まっていて安心しました。
いつも思いますが、地中の中が見えず障害物もある中で許容範囲内で納められる技術には感心です。
これがもし100mm以上のずれがあると、基礎の変更や場合によっては補強杭の打設もあり得ますので、そうなったら大変です!!
墨出しが終わると、杭の高止まり部分の切断を行います。
設計上では、捨コンから400mmの高さに杭の天端がこないと、この後の作業にも影響する為、
余分な部分は切断します。
切断完了状態です。
雨、泥で住みが見えませんが、この後掃除をして次の工程へ引き渡します。
なお、今回は一部杭頭補強を行いました。
杭頭の切断後に、設計指示の内容で補強用の鉄筋を杭廻りに溶接を行います。
次に、全ての杭にパイルキャップを設置します。
これも杭頭補強の一つで、杭の天端から800mmの深さまでコンクリートを流し込むためで、
それより下へ流れないように止める部材となります。
これを忘れると、杭全体にコンクリートを流し込むことになるので、13本合計で≒45㎥もコンクリートが増えてしまします。・・・・コンクリートの予算オーバー確実です・・・。
続いて、柱の根元になるベースパックの設置を行います。
杭周辺への設置となり、平らな面に設置が出来ないこともあり、しっかり寸法を確認しながらの
設置が重要となります。
設置後に各ベースパック間の寸法チェックと、天端のレベルチェックを行い完了となります。
次回は、この後の基礎配筋報告となります。
鉄筋の太さ・本数・位置、確認事項と箇所が多い部分になります。