こんにちは!
12月なのに暖かい日が多くて過ごしやすいですね。
でも、こんなに気温が高いと作物や自然への影響はどうなのでしょうか・・・?
さて、本題です。
本日は前回の予告通り「基礎配筋」の御報告です。
まずはこちらです。
先日の捨コンクリートの上に「墨」という、図面から正確な寸法を拾い、
基礎の配置の絵を描くように、墨を打ちます。
その墨を基準に、基礎の施工を行っていきます。
写真は、墨に合わせて柱の基礎となる「ハイベースNEO」の設置状況です。
青印で囲んだ部分に棒の様に立っているものは「基礎エース」と言われるものです。
上の写真の左側にも映っていますが、これは鉄筋を乗せるための部材です。
鉄筋は、通常空中に浮かせて配筋するイメージになりますので、それを支えるための部材です。
距離が長くなると鉄筋がたるむので、それを抑える必要がある為です。
下端の部分は捨コンクリートの上にコンクリートの40~60mm角のサイコロを置いて、
その上に鉄筋下端を乗せます
弛んでしまうと基礎の形や鉄筋のコンクリート被り厚も変わってしまい、構造上の強度が保てなくなってしまいます!!
たかが数センチと思う方もいらっしゃると思いますが、これはとても大事な部分なんです!
その為、基礎の配筋終了後に第三者機関で配筋の検査を受けることも義務付けられています。
ちなみに検査は一発OKでした!!
こちらは配筋中のレベル確認状況です。
レベル計をセットして、全体的に高さが合っているか確認しながら施工していきます。
こちらが配筋が終わった全景です。
(鉄筋の間にあるのは梁をかたどる為の型枠部材です)
今回は基礎地中梁の下部にベタ基礎のベースがありますので、まずはベースの打設を行いました。
打継部分には、打設後に水分と共に石灰石の微粒子が浮いてくる(レイタンス)ので、打継面が弱くならないように、レイタンス処理を行いました。
白っぽくなっている部分が、「ジョイントエース」と言われるレイタンス処理用の液剤を散布した状態です。
これを打継面全体に散布して、ベースコンクリートの打設完了です。
再度梁の位置の墨出し後に地中梁の型枠開始となります。
地中梁も全てがベースの上ではない為、空中に浮いている部分は、
コンクリートの重量で下がらない様にサポートと呼ばれる部材で、補強を行います。
型枠が終わり、いよいよ地中梁本体の打設となります。
長々となってしまいましたので、続きは次回とさせていただきます。
もう少し、写真をまとめ終わってから御報告いたします。