こんにちは。
長野県にある美笹(みささ)局深宇地中探査用地上局で4月8日に「はやぶさ2」深宇宙探査機からKa帯の電波を受信に成功したそうです。
これは日本初だそうで、今まではX帯の電波受信は出来ていましたが、情報量の多いKa帯は国外のアンテナを経由して受信していたようです。
今後は、地上から探査機へ送信機能の確認が始まるそうです。
実際の運用は2021年4月予定みたいですが、着々と宇宙への開拓が進んでいるのですね!
・・・とは言え、まだまだ自分程度には恩恵が無いせいか実感がわきません・・・。
では、自分は自分の仕事の御報告と進ませていただきます。
本日は、予定を変更して山留工事の御報告です。
建物の基礎を工事の為、建物の下を≒1m~3m(※現場による)程度まで掘る工事がありますが、
その際に、隣の土が崩れてこない様に何かしらで壁を作り土留めを行います。
今回の現場は、地質調査でも90cm掘った程度で水が出る結果が出ていることと、近くに川もあり、
水の影響が多いと予想されたため、シートパイルでの山留となりました。
凹凸型の鉄板を掘削前に地面に差し込んで、先行で壁を作る工法です。
まずは、使用する重機と材料の搬入です。
シートパイルは、幅:400、長さ:6mの「SP-Ⅱ型」という物を使用しました。
今回の掘削深さは概ね1.8m程度の深さとなり、深さの≒3倍の長さの物使用します。
これは、根入れといい堀り深さより下の埋込部分が少ないと土留めをしている側の力に
耐えられずシートパイルが掘削した側へ倒れてこないように、一般的に掘削深さの≒2倍分を
地中に埋まっている状態にするためです。
搬入後に、シートパイルを打ち込む位置の確認と、施工中にずれないように
レーザーで位置をわかるようにセットします。
このラインがシートパイルの芯の位置となります。
シートパイル本体をクレーンで吊り上げて打ち込む重機まで運びます。
シートパイルをパイラーと言われる重機にセットし、打ち込みの開始です。
1枚目と2枚目の打ち込み時は、パイラーを地上に固定して打ち込みます。
セットしたレーザーがシートパイルの側面に当たっていることを確認しながら打ち込みます。
2枚目までは地上に固定して打ち込みますが、3枚目からは1,2枚のシートパイルに
本体を固定して打ち込みます。
パイラー本体の下部分は、ジグザグに設置したシートパイルをつかんで固定できるような
構造になっています。
短い距離ですが、打ち込み後の状態です。
凹みのある鉄板の向きを交互に打ち込んでいきます。
写真手間と奥のコーナー部分は、コーナー専用のシートパイルで曲げて施工します。
パッと見は同じですが、接合部のかみ合わせのツメの形状が少し違います。
次回は、その後の施工状況と接合部分の形状についても御報告していきます。
写真の整理までしばしお待ちを!