こんばんは。
18年前の今日6月30日は日韓開催のFIFAワールドカップでブラジルが優勝した日です。
決勝は日本で行われ、大会期間中も各所で盛り上がりましたね。
そして今日・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・私は現場報告をします。
(すみません。文頭は全く関係ないです。なんとなく頭に浮かんだだけです。)
では、前回の続きです。
基礎配筋の報告の前に梁床の設置がありました。
これは、作業に必要なスペースを確保するため余掘りした部分に、型枠で床を作る作業です。
この梁床を設置しない場合は、世掘りした部分を含めてコンクリートを打設することになり、
各業者の段取りしていた材料の寸法も変わる為、図面通りの基礎を作る為に必要な作業となります。
配筋作業の前に基礎エースと呼ばれる部材の設置を行います。
梁の長さが長い場合に主筋が弛まないように中間で支えになる部材となります。
サイズによっては一人で設置出来ないほどの重さの鉄筋もありますので、
組んでからも弛んで下がらないように数ヶ所づつ設置します。
配筋作業のスタートは一段下がった柱・杭廻りからとなります。
まずはフーチンの配筋を行います。
次に柱筋と干渉してくる主筋を先行で設置します。
柱下部は、それぞれの方向から鉄筋が延びてくるため、お互いが接触しないように少しづつずらし、
尚且つベースパックとぶつからないように設置するには職人さんの腕に頼ります。
さすがとしか言いようがありません。
鉄筋もサイズが大きくるなと、鉄筋どおしを重ねる「重ね継手」ではなく、「圧接継手」という工法になります。
この作業は資格を持った職人による作業が必要となります。
作業後は、5本のテストピースを抜取り溶接が適切か?強度は保たれているか?の検査を行います。
圧接が終わると梁間のスターラップ、腹筋等の設置が可能となります。
梁の配筋作業も終わり、自社の社内検査が終わると第三者機関の現場検査となります。
各柱廻り・梁の鉄筋サイズ、幅・高さ寸法のチェックを行います。
それが終わると、各材料の製品検査の書類確認と圧接の検査結果確認を行います。
全てが終わり、検査終了となります。
これが合格しないと次の工程に進めないこともあり、
鉄筋の職人さんも指摘があればすぐに対応できるよう、いろいろ準備をして臨みます。
無事に検査は合格で完了したので、予定通り次の型枠作業へと進むことが出来ました。
次回の報告は型枠作業と基礎地中梁のコンクリート打設作業の報告予定となります。