こんにちは。
「はやぶさ2」がリュウグウへ2度目の着陸と砂や石の採取に成功です!
・・・JAXAの回し者ではないですよ。
しかし、2.4億km離れた惑星で約46億年前のままであろう物質の採取と桁が
大きすぎて想像がつかないし、自分とはかけ離れてる話です。
地球以外の星に住むなんて漫画の世界の話でしたが、現実になりそうですね。
では、本日は私の身近な報告です。
こちらは前回の鉄骨建方からの続きとなります。
鉄骨が組みあがると、外部の足場を建てます。
周囲への飛散防止や作業員の安全確保となり、この時期で建物が大幅に隠れてしまいますので、
骨組状態の全景を確認できる最後のタイミングです。
足場と並行して敷地内では、鉄骨の歪み調整を行います。
組立時は仮止めですので全てがジャストの位置に収まっている状態ではありません。
チェックせずに柱が傾て建ってしまうと当然建物全体が傾きます。
構造上の問題やこの後の外壁工事にも影響しますので、ここでしっかり建ち具合を確認します。
柱の根元と上階の柱にワイヤーを掛けて、立ち具合を各階で確認します。
各階で歪み調整が終わると、梁ジョイントのボルト本締めが始まります。
①一次締め
専用工具で既定のトルク値でボルト締めを行います。
②マーキング
一次締めで固定した位置でボルト・ナット・プレートに印をつけます。
③本締め
一次締めとは違う専用工具でさらに規定のトルク値で増し締めを行います。
この時、既定のトルク値で増し締めすることでボルトの頭が自動的にカットされます。
④完了
完了状態で、「②マーキング」の印がズレていることで本締めの規定トルクで
増し締めされたことを確認します。
以上でボルトの本締めが完了となります。
これを各ジョイント部全てで行い、最後に錆止め塗装を行います。
鐵骨部の後処理が終わりデッキ・コンクリート止め設置が始まります。
これで、各階の床になるコンクリート部分の器が出来た状態です。
この後、スラブ配筋を行いコンクリートの打設となります。
次回はスラブ配筋と打設の御報告となります。